犬のアレルギー検査は無駄?実際に検査を受けてみてわかったこと。
- 2021.07.16
- 皮膚疾患
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現在3歳のブラン。
生後半年ごろから陰部を舐めるようになり、ひどいときには出血や化膿するほどでした。
病院でアレルギーが疑われるとの診断で、ステロイドやフードの見直しなどを行なってみましたが改善せず。
1歳になる少し前にアレルギー検査を受けてみました。
ブランが受けたアレルギー検査は2種類。
食べ物をはじめ、カビや植物などを含む40項目のアレルギーの原因検査ができる「アレルゲン特異的IgE検査」と食物アレルギー専用の検査「リンパ球反応検査」です。
結果はどれも陰性ながら、食べ物では卵白に要注意レベル(リンパ球反応検査)、カビ類に多少の反応(アレルゲン特異的IgE検査)などちょっとあやしいものも。
ひとまず、アレルギーではないようです。
当時担当してくれていた獣医さんは「陰性ではありますが、これから発症の可能性もあるので、卵白をあげるのはやめた方がいいですよ」と言われました。
その後、別の病院で診てもらった時の担当の獣医さんは「1歳未満でアレルギー検査してもまだアレルギー反応は出ないよ。下痢しなければ卵白をあげても大丈夫。」と違った意見。
これまで数々の動物病院へ通ってきましたが、獣医さんによってアレルギー検査の見解はそれぞれです。
そもそも受けるたびに結果が違ったり、正確性がないアレルギー検査は受けても無駄・・という方もいますね。
いろいろな見解を聞いていると、私も「受けてはみたものの無駄だったのかなー」と思ったり。
ちなみにですが、ブランはこれまで何度か少量の卵を食べたことがありますが、下痢をしたことはありません。
犬のアレルギー検査は無駄じゃない?新しい見解
最近通っている新しい動物病院は皮膚科専門の先生がいらっしゃいます。
受診した際に一応、検査結果をみてもらいました。
先生の見解は「アレルギー検査は項目ごとの結果より、0か100かで判断するためにみています。」とおっしゃいました。
つまり、「アレルギー体質かアレルギー体質ではなないか」という判断に使うそうです。
ブランの結果をみていただいたところ、(アレルギー判定の項目はひとつもありませんが)アレルギーの体質である可能性が高いとのことでした。
お腹まわりの皮膚や顎下の皮膚が薄いピンク色なのも、ちょっと痒みがでているんじゃないかな・・といわれ、「確かに顎下をたまに掻いている」と伝えると、抗菌効果のあるウェルメイトL3という塗り薬が処方されました。
現在、ブランは何かのアレルギーを発症しているというわけではなさそうですが、今後もしかしたら何かしらのアレルギーが出たりするのかも?と気をつけてはいます。
アレルギー検査の価格は?ペット保険が使えるってホント?
病気の診断のためのアレルギー検査はペット保険が使えます。
ブランはアニコム損保です。
申請した結果、
「アレルゲン特異的IgE検査」・・¥20,000
「リンパ球反応検査」・・¥12,000
の他に診察料と採血料が保険適用でOKでした。
実際にアレルギー検査を受けてみてわかったこと
生後半年で始まった舐め癖。
フードを変えたりステロイドを試したりしましたが、改善しませんでした。
そして受けたアレルギー検査。
アレルギー物質は特定されずに終わりましたが、アレルギー体質である可能性が結果でわかりました。
あれから2年ほど経った今も舐め癖は継続中。
原因は心因性の可能性が高そうです。
現在、行動学によるトレーニングを行なっています。
結局アレルギー検査が治療の役に立っていないことで、一時は「検査受けなくてもよかったかな」と思っていましたが、アレルギー体質かどうかの0か100がわかっただけでもよしとします(^^)
真菌症患ったり、マラセチア症になったりちょこちょこあるので、確かに皮膚は弱そうなブラン。
腸活や保湿など、皮膚の強化に今後も務めていこうと思います。
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