動物病院で聞いた【犬のおチンチンが出たまま戻らない時の対処法】

動物病院で聞いた【犬のおチンチンが出たまま戻らない時の対処法】

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我が家の愛犬は興奮して一日に何度も陰茎が出ることがあります。一度出ると中々元にもどらず、舐めたくてパニックになることが多いんです。

自由に舐めさせていると菌が入って膿んでしまったりと危険!

実際、2ヶ月ほど前には膿が出てくるまで悪化し、病院で「包皮炎」と診断されました。3週間ほど抗生物質とステロイドを服用して今は完治していますが、飛び出た陰茎を鎮める闘いの毎日です。

そんな我が家で実践している『犬のおチンチンが出て戻らなくて困った時の対処法』をまとめてご紹介します。

おチンチンはどうして戻らないのか?

興奮しても通常であれば、しばらく放っておけば自然と元に戻るもの。以前飼っていた先代の子も落ち着くとすぐに戻っていました。

陰茎がいつまで経っても元に戻らない状態を、陥頓包茎(かんとんほうけい)と言うそうです。

戻らない理由

動物病院で聞いた戻らない理由は以下の通りでした。

毛が巻き込まれている。

陰茎が戻ろうとするときに、おチンチンの毛が一緒に内側に巻き込まれてしまい、陰茎が圧迫されることで血行障害による浮腫が生じ、戻りにくくなる。

ブランは毛の巻き込みはなさそうでしたが、念のため、伸びてきた毛は短くカットしました。

犬のおチンチンが飛び出して戻らない時の対処法
巻き込みそうな毛は短くカット!

潤いが足りていない。

陰茎が戻る際の潤滑の役割となる潤いが足らずに、乾燥している。乾燥した状態だと、スムーズに戻ることができなくなります。

ブランは病院で何度か診ていただいた結果、どうやらこの乾燥したカサカサ状態のようです。

他のワンちゃんと比べて、潤いが少なそうと言われました。確かに、粉を吹いたようにカサカサした箇所も・・。

くつろぐキャバプーブラン
乾燥肌のブランです。

我が家のおチンチンが戻らない時の対処法

1、他のことに気をそらせて自然に戻るのを待つ

ブランは一日に何度も陰茎が出ます。

そこで、興奮して陰茎が出てきそうな雰囲気になったら即、その場を離れて一人にしてみます。少し出ただけであれば、私の動向を気にしているうちに自然と戻ることがあります。

他にも、おやつをゆっくり与えてみたり、インターホンを鳴らすと「ん!?誰か来たの!?」と気にしているうちにおさまることも。

2、潤滑剤を使って元に戻す。

自然にはなかなか戻らないようであれば、潤滑剤を使って元に戻します。

動物病院で聞いたおすすめの潤滑剤
◇ ベビーオイル
◇ オリーブオイル
◇ ワセリン

ブランの場合、元々舐め癖があって困っていて、オリーブオイルなどのニオイがするものは余計に舐めたい衝動に駆られる可能性があるとのことで、無臭のワセリンをおすすめされました。

そして、上記のもので難しい場合には、介護用の潤滑剤を使ってみるといいそうです。

先生から教えていただいた商品がこちら▼

カインゼロゼリーは水溶性の医療用潤滑剤で、うまく戻せない時にはこちらの商品を使ってみるといいかもしれないとのことでした。

実践方法【ワセリン+ベビーオイル】

ワセリン+ベビーオイルの方法で実践してみます。

  1. 足の上にひっくり返してのせる。
  2. (ブランは興奮して激しく嫌がるので)おやつを与えながら、清潔な手で(重要です!)【ワセリン+ベビーオイル】を塗って元に戻します。
飛び出た陰茎に【ワセリン+ベビーオイル】を塗りつつ、外側の皮を優しくゆっくりと上に引っ張り上げる感じです。
犬の飛び出たおチンチンを戻す対処法
フードを見つめるブラン。

番外編:水や冷水で鎮静させる

ネット上では「水をかける」や「冷水で冷やす」という方法も見かけますね。陰茎に直接水をかけたり、ガーゼなどを冷水で湿らせ、陰茎に当てて鎮静化させる方法です。

ブランにはまだ試していないです。
たぶん、ビックリしてトラウマとかになりそうだなと思って(^^;)

去勢済み・未去勢は関係ある?

去勢が済んでいれば大丈夫な感じがしますが、去勢の有無は関係ないようです。

ブランも10ヶ月で去勢をしていますが、一日何度も陰茎が出ています。

因みに、興奮するタイミングは大まかに
・排便後
・寝起き
・遊びで興奮した時
の順で多く発生しています。

まとめ

興奮した犬の『おチンチンが出て戻らない時の対処法』でした。

我が家では基本的に激しく興奮させないことにしているんですが、寝起きや排便後など、どちらかというと落ち着いていそうな時も陰茎が出てなかなか戻らないので、困ったものです。

そして、備えとして潤滑剤カインゼロゼリーも購入しました。

もし潤滑剤を使って戻す場合は、無理に戻そうとせず、必ず石鹸などでキレイに洗った清潔な手で対処するようにしましょう。

今回の記事はかかりつけ獣医師からのアドバイスを元に書いています。同じお悩みの飼い主さんのお役に立てれば幸いですが、自己責任にて行っていただくようお願いいたします。どうにも戻らないような時は無理をせず、動物病院を受診されることをおすすめします。