愛犬の皮膚疾患。舐めレベルの記録でわかった原因とその後の経過。

愛犬の皮膚疾患。舐めレベルの記録でわかった原因とその後の経過。

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ある日、通っている保育園のトレーナーさんから「ブランくんの舐めるレベルと状況を逐一記録してみてください。」と言われました。

言われたとおりに記録をはじめると、舐める頻度やパターンが判明。
病院での治療も相まって、舐め頻度が大幅に減ってきています。

舐めレベルの記録、とっても役に立ちました。

舐めレベルと状況の記録

保育園から言われた『舐めレベルと、その舐めはじめた状況』を記録することになりました。保育園登校時にまとめて提出します。

舐めレベルはMAXを10とした10段階評価です。
ブランの場合は『部屋をウロウロしながら狂ったようにエリカラやモノを齧る、ヒーヒーと鳴きわめきながらパニック状態になり、最後は大きな声で吠え続ける』というのが過去最高に荒れた状況です。
これをMAX10としました。

ちなみに、ブランは家ではほぼエリカラ着用しています。

メモの書き方は

  1. 時間
  2. レベル
  3. 状況(明らかにわかる場合)
  4. おさまるまでの経過

6:30 【レベル5】 寝起き
サークル内で目を覚ましたようで、舐めたそうにしていました。
サークルから出し、おやつをゆっくり与えると次第に落ち着きました。

7:00 【レベル3】 排尿後
排尿後舐めようとしたので、陰部を綺麗に拭いてあげると落ち着きました。

といった感じです。

いつ、どのくらいの頻度で、どのような状況で、どうやって落ち着いたかがわかります。

今日までだいたい1ヶ月ほど記録し続けてきました。
記録を始めてわかった、主に舐める状況は

  • 寝起き
  • 排便、排尿後
  • 旦那さんが触ったあと(^^;)
  • 興奮時

がほぼ100%でした。

そこで、これらの状況にそれぞれ対策を講じてみました。

寝起きに舐めたがる

寝起きすぐにサークルから出し、そのままごはんの準備始めるようにしました。するとごはんを待つようになり、今では寝起きに舐めようとすることはほぼ無くなりました。熱い視線を発しながらごはんをじっと待っています。

排便・排尿後に舐めたがる

排便・排尿後すぐにキレイに拭いてあげるようにしました。それからはこれまでほど気にすることは無くなりました。

旦那さんが触れ合った後舐めたがる

日中家にいないのでうれしいのか、オス同士の何か通じるものがあるのか。在宅中に旦那さんと触れ合うと興奮し、結構激しめに舐めたがります。舐めレベルはレベル7、8くらいになることが多いです。旦那さんにはテンションを上げずに落ち着いて接してもらうようにしました。興奮しそうな時は無視してもらったり。
旦那さんの帰宅はMAX興奮するので、帰宅と同時にノーズワークを始めることにしました。すると今では、旦那さんが帰宅すると軽く「おかえり」と挨拶を済ませ、サッと戻ってノーズワーク待機してます(笑)。ちょっと寂しそうです(旦那が)。

嗅覚に優れる犬は、匂いを嗅ぐことで本能が満たされるそうです。匂いを嗅いでおやつを探すノーズワーク(匂い当てゲーム)は、脳の活性効果があり、分離不安症の改善や脳の老化予防などに効果が期待できると言われています。

ノーズワークマット。
布の隙間におやつを隠し、犬が匂いを嗅いでおやつをゲットするという商品です。

興奮時に舐めたがる

興奮して陰部が出てくると激しめになめたがります。

舐めレベル9、10くらいになります。

病院の先生に習った、必殺『陰部が戻りにくいときはワセリンを使って戻す』を実践しています。おやつで気を引きながらワセリンを塗り塗りします。

他の状況でもちょこちょこと舐めようとすることはあるのですが、レベル1〜5くらいであれば、私がその場を離れると舐め止めます。レベル6〜8くらいになると、おやつを少しずつゆっくり与えて気をそらせてみたり、掃除機をかけ始めると止めるので、そういった他の事へ気が向くように対応を変えて接しています

舐め頻度の減少と状況の変化

舐め癖になっていそうな状況を、舐めようとする前に対応することで、寝起きや排尿後、旦那さんの帰宅時などはほぼ舐めなくなりました。

気づけば、1日の中で舐めようとする頻度やレベルがグッと減っているではないですか!

お母ちゃん、うれしい(T T)

そして、最近舐める状況がほぼ絞られてきました。

それは、『興奮して陰部が戻らないとき』です。

病院で診てもらった結果、これまで舐め続けた陰部の皮膚が硬くなってしまい、戻りにくくなっているようです。

そこで、そうです!
『陰部が戻りにくいときはワセリンを使って戻す』作戦です。
他にも、オリーブオイルなどでもいいそうですが、匂いなどがすると舐めたい欲求が増してしまうので、ワセリンがいいだろうとのことでした。

錠剤のステロイドの服用を終了し、今は1日2回塗るタイプのステロイド「ビクタスS MTクリーム」をワセリンと混ぜ合わせてから塗っています。

皮膚もだいぶ柔らかくなり、陰部も戻りやすくなっているのですが、まだ興奮時は舐めたがります。

レベル数が高くても少し放っておくとおさまることがあるのですが、早朝や深夜にそうなるとご近所迷惑が心配です。なので、まずはおやつを与えながら様子をみます。

おやつを目の前にすると、今までヒーヒー鳴いてウロウロしていたのに、ピタリと止まって一時休戦。
おやつを味わいます。

食べ終わるまでに陰部が戻れば成功ですが、戻らない場合は再開します。

ヒーヒー、ウロウロです。

そして、どうしても戻らなそうなときは・・
『陰部が戻りにくいときはワセリンを使って戻す』作戦が有効です。

クルッとお腹を上にひっくり返し、おやつを与えながらワセリンを塗り塗り。

キレイに戻ると、落ちつくようで、何も無かったかのようにくつろぎます。

寛ぐブラン
手当直後。何事も無かったかのようにくつろぐブラン

最近はこれの繰り返しです。

大変ではありますが、なんとなく原因がわかってきた感じです。

興奮させなければ舐めない!

陰部の状態もだいぶ良くなっているので、できるだけ興奮しないよう穏やかに過ごすことが今の課題です。

分離不安症への効果が期待!穏やかになるサプリメント!?【ペテルナ】

気持ちが落ち着くサプリメントとして病院で購入した「ペテルナ 」を朝晩のフードに混ぜて食べています。

病院で小さいタイプ(50g)を購入し、10日ほど試しました。
正直効いているのかどうかは不明だったので、先日追加でお徳用(150g)を購入しました。

健康な乳牛から採った100%天然初乳を粉末状にした栄養補助食品。栄養満点の初乳を飲む事で、免疫力の向上や豊富な健康成分による健康の維持に役立つと言われています。赤ちゃんから老齢期、病中・病後・妊娠前後にも。獣医師によると、初乳を飲んでスヤスヤと眠る赤ちゃんのように、気持ちを落ち着かせる成分が分離不安症の子への効果も期待できるとのことです。

ネットの口コミをみてみると
・毛艶がよくなった
・食いつきがよくなった
・分離不安に効果があった

という声をみかけます。

栄養補助食品なので、効果の有無には個体差もあるかと思います。実際、効果無かったという口コミもありました。

ブランはというと、使用し始めて2週間ですが。興奮が少しおさまっている気がしています。もう少し使用したら体験記事にまとめようと思います。

ただ、口コミにもあるように、食いつきがめちゃくちゃいいです

粉ミルクの香りがするのですが、フードにまぶしてあげるといつもよりガツガツ!食べます(笑)。食が細い子や食欲のないワンちゃん、猫ちゃんは試してみるといいかもしれないですね。免疫力が上がるサプリなので、病気の予防にも役立つと思います。

ペテルナをフードにかける
ペテルナをかけると嗜好性が高まります!
注意点!
ペテルナはラクトース(乳糖)不耐性の子は下痢を起こす事があります。また、牛乳アレルギーの子も与えない方が良いようですのでご注意ください。

さいごに

舐め頻度の記録を保育園へ提出し、連携している病院と共有していただいた結果、陰部の状態が良くなれば治る可能性が高くなりそうとの見解に至っています。

心の病というよりは、陰部の乾燥だったり戻りの悪さなどが原因で、舐めたい衝動に駆られているのではないかということでした。ただ、原因はもっと複雑な可能性もあるし、舐めることがすでに癖になっている可能性も。

エリカラがとれるまではまだまだ時間がかかりそうです。

舐める頻度は減ってきたブランですが、おやつの回数が増え、気づけば最近ちょっとふっくらしてきました(笑)。

フードの量やおやつを見直さなければいけなそうな(^^;)。

ペテルナに期待しつつ、できるだけ興奮しないよう、穏やかに過ごせますように。