最近行った愛犬ブランの常同行動治療の経緯【漢方・ホメオパシー・抗うつ薬編】
- 2023.06.21
- 皮膚疾患
- 広告
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
常同行動と診断されて早数年経ちます。
これまでもいろいろな治療を行なってきましたが、なかなか大きな効果がでるものがなく、現在に至っています。
直近でいうと、以前動物病院で紹介してもらった別の病院へ、約1年ほど通っていました(途中間をあけながら)。
西洋医学と併用して、漢方やホメオパシーなどを取り入れられている病院です。新たな治療に期待を込めて。
この1年で行った治療と経緯をまとめてみました。
【漢方】
甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)
抑肝散(ヨクカンサン)
熄風(そくふう)
【ホメオパシー】
スタフィサグリア(Staphisagria)
カモミラ (Chamomilla)
【抗うつ薬】
アナフラニール
【漢方薬】甘麦大棗湯と抑肝散、熄風を試してみて
はじめての診察日。
使ってきた薬を紙にまとめて持参し、これまでの経緯を説明しました。
ステロイドや抗生物質では効果が無かったことなどをおはなしすると「これだけやっても効果がないなら心因的なものでしょう」とうことで、漢方治療からスタートすることになりました。
最初に処方されたのは甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)。
“甘草”、“小麦”、“大棗”の組み合わせによる配合で、興奮状態を沈め、精神不安等によく用いられる漢方。
甘い味のようで、ごはんに混ぜて与えてみると、問題なく食べてくれました。
効いておくれー!と期待MAX。
トータルで2ヶ月ほど試したかと思いますが、大きな変化はみられませんでした。
若干の落ち着きはあったかな・・たまたまかも?・・くらいの変化でした(^^;)
残念。。。
次に試した漢方は抑肝散(ヨクカンサン)。
神経の高ぶり、怒りやすい、イライラしやすいといった症状に。心と体の状態をよくする漢方。
苦味が強いようで心配しましたが、ごはんに混ぜ込んで与えると問題なく食べてくれました。よかったε-(´∀`*)
今度こそ、何かしら変化がみられたらいいなと期待新たに。
いざ!!
試した期間は2週間ほどでしたが、今回も特に変化はみられませんでした。
とほほ。。。
そして、最後に試した漢方は熄風(そくふう)。
これまで試した2つの漢方は人用のものでしたが、こちらはペット用の漢方で、神経の養生に効果があるとされています。
以前、同じシリーズの「静心」というメンタルの養生に効果を発するタイプを使用したことがありますが、特に効果を実感することはできませんでした。
>>『静心』を試した以前の記事はこちら
これもダメじゃないかな・・と思いましたが、
何が効くかはわからない!と、とりあえず試してみることに。
甘麦大棗湯と抑肝散は処方薬としてペット保険の対象でしたが、熄風は対象外(サプリメント扱い)です。
漢方薬高いですからね(>_<)
熄風はお試しで6日間のみにしました。
粒状の漢方。天竺黄、人参、白僵蚕、蘇合香など食用植物・蚕エキスがペットの健康な精神をサポート。
試してみた結果は・・・やはり特に変化なし。
ブランは漢方だけでの治療はやはり難しそう?・・です。
【ホメオパシー】スタフィサグリアとカモミラを試してみて
ホメオパシーにも挑戦しました。
レメディーとは植物や鉱物などを希釈してつくられたもので、薬と違って副作用が少ないと言われています。しかし、一方でその効果はプラセボ(偽薬)効果に過ぎずないという、科学的に否定する意見も多数あります。
ところが、プラセボ効果つまり心理的な効果というのは動物には通用しないので、ホメオパシーは犬や猫の方が人に用いるよりもよく効くといった話も。
ブランには効かないだろうな〜・・
でももしかしたらもしかするかも
と、漢方と一緒に処方してもらいました。
● スタフィサグリア(Staphisagria)
● カモミラ (Chamomilla)
それぞれ3日分ずつ。
どちらも精神を落ちるかせるような効果が期待できるようです。
たった3日で効果でるのかな?と思いましたが、効果がでる子、でない子がいる中で「効果がある場合はすぐにわかる」とのこと。
小さな粒状の固形物で、口に入れるとすぐ溶けるそうです。
口に直接入れて与えましたが、難なくすんなり食べてくれました。
ほんのり甘いとかだったような・・
使ってみた結果は・・・
ブランはやっぱり効果は無いかなー。
病院での処方は2種類で終わりましたが、その後ネットで調べると舐めグセのある子にも効果が期待できるというドンピシャな効能のレメディーを発見。通販購入し、いくつか試してみました。
●レスキューレメディー
●バッチフラワーレメディー(チェリープラム)
●バッチフラワーレメディー(クラブアップル)
液状なので、1日数滴を直接またはおやつなどに垂らして舐めてもらいました。
それぞれしばらく試した結果は、やはり「ちょっと落ち着いてる?気のせいかも?」とういほどの効果しか感じられませんでした。
【抗うつ薬】アナフラニールを試してみました。
最後は抗うつ薬アナフラニールです。
漢方やホメオパシーではあまり効果がみられないまま再診に行った際、以前から少し気になっていた「クロミカルム」についてたずねてみました。
主成分クロミプラミン塩酸塩の三環系抗うつ剤。分離不安の治療などに用いられる。
ネットの口コミでブランと同じような常同行動のワンちゃんに効果があったというのを見たことがあって。
また、以前心因的な舐め癖も治療されている、遠方の皮膚疾患専門の動物病院にメールで相談させてもらったことがあるのですが、その先生曰く「症状からみて恐らく薬(精神薬等)を用いなければ治療は難しいだろう」とのご意見でした(実際に対面の治療をした訳ではないので、参考程度にお考えくださいとのことです)。
・・ということがあって、クロミカルムがもしかしたらと思っていました。
診察時に相談してみると「試してみてもいいかもしれませんね」とかかりつけの先生。
あいにくクロミカムルは無いとのことで、同じクロミプラミン塩酸塩のお薬でアナフラニール(25mg)を数日分処方していただきました。
医薬品ということもあってその効果に期待していましたが、試してみた結果はまたしても大きな変化は特に感じられませんでした。
さいごに
漢方やホメオパシーといった、西洋医学とはまた違った治療をされている病院で新たな治療を色々と試してみました。ブランには残念ながらどれも大きな効果を得るまでには至りませんでしたが、これらの治療はドンピシャに合う子もいるようです。
現在は特に治療ということは何もしていません。
できるだけ舐めさせないように気をつけながら過ごしています。
患部が流血したり化膿するほどの悪化はない、ギリギリのところで頑張っています(^^;)
最後の砦ではないですが、クロミカルム(アナフラニール)に期待をしていましたが、こちらも特に変化はみられず。。。。
うーん、治る日は来るのだろうか。
とりあえず、抗生物質とステロイドはこれからもできるだけ服用しないようにしたい(>_<)
また何か良さそうな治療があれば、体に負担のない範囲でチャレンジしていきたいと思います。
-
前の記事
動物用軟膏【アイプクリーム】が優秀!愛犬の皮膚疾患によく効きました。 2023.05.31
-
次の記事
冬の旬野菜を使って、炊飯器で犬ごはん調理に挑戦! 2024.02.22