愛犬が血便で下痢!病院で漢方薬を処方してもらいました。【我が家の食事対処法】
- 2021.10.26
- 日記
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先週から急に寒くなり、毛布や布団を慌てて出しました。
これまで暑くてハァハァ言っていたブランには、
過ごしやすい季節がやってきたかな。
・・と思っていた矢先。
下痢をしました。
毎年、年に1〜2回下痢するんですよね(◞‸◟)
食欲も元気もあったので、その日はとりあえず絶食をして様子見することに。
ところがその夜ー。
寝ていると・・
ギュルルルルルルゥー、キュル、キュル。
ギュルゥー、キュル、キュル。
と、ブランの大きなお腹が鳴る音で目が覚めました。
そして、寝づらそうにサークル内をウロウロ。
「どうした?大丈夫?」と声をかけていると、しばらくしてスヤスヤと眠りだしました。
次の日の朝ー。
さんぽに出かけたところ、またしても下痢。
便をよく見てみると「ん?なんだこれは?」
粘膜のようなドロドロした赤いものが混じっていました。
「これは、まさか血便!?」
初めての血便。
結構大量(?)に出てないかい!?と、
回収した便を持って病院へ行くことに。
引っ越してからまだかかりつけの病院を決めかねていましたが、これは緊急事態。一番近くの動物病院へ急ぎ連れて行くことにしました。
診断は大腸炎。漢方薬を処方してもらいました。
やって来たのは自宅から一番近い動物病院。
ちょっと古い病院ですが、口コミは良い評価がいくつもついていたので、前から気になっていました。
特に注目していたのが、漢方の取り扱いがありそうだったこと。漢方処方してくれたらいいなと思いながら病院の扉を開けました。
「こんにちはー・・」
午後の診察一番のりだったようで、静まりかえった待合室に恐る恐る入っていくと、
「こんにちはー。」
やさしそうな年配の女性が受け付けからひょこっと現れました。
「初めて受診します。下痢で血便のようなものがでているんですが・・」
「あらー、それはそれは。便は持ってこられました?預かりますね。」
持参した便を預け、問診票などを記入した後、診察室へ通されました。
「よろしくお願いします。」
診察室には白髪の男性が。
お見受けしたところ、なかなかご年配の獣医師さんです。
「検便したら血が混じっていましたよ」と先生。
やっぱりそうか。
先生:「下痢の回数は?」
私:「昨日が3回、今日は1回です。昨日の夜はお腹がギュルルルルルルゥーと鳴ってました。」
「お腹が鳴ってましたか。まず熱を測ってみようか」と体温計を手にした先生がブランの尻尾を掴んで、体温計をお尻の穴に挿そうとしました。
「ん?あれ、あれ。挿さらないね」と先生。
どうやらブランのお尻の穴が小さくて、体温計がヒットしないよう。体温計が何度もスカッ、スカッと空を切ります(^^;)
(せんせーい!大丈夫!?)と少し不安になりましたが、なんとか無事に測定完了しました。
ホッとしたのも束の間、「少し熱があるね。」と先生。
やっぱり体調悪かったんだねー・・。
それから、聴診器での診察を受けたブラン。
動かないように正面から両手を持ちながらふと顔を見ると、気持ちよかったのか目を閉じてウトウト(笑)。
先生:「聴診器で音をきいても今はキュルキュルしていないし、触診しても痛がっているところもないから、ひとまず様子見で大丈夫ですよ。恐らく大腸炎でしょう。ここ数日で急に寒くなったからね。お洋服着せて温かくしてあげて。漢方を処方するから数日飲ませてみてください。」
(漢方きたー!!!!)
「はい!ありがとうございました。」
心の中でガッツポーズしながら診察室を出ました。
処方されたのは大建中湯。朝晩2回の5日分です。
●初診料/1500円 ●検便/1500円 ●漢方代/1700円 計/5170円
人参(ニンジン)、山椒(サンショウ)、乾姜(カンキョウ)、膠飴(コウイ)の4種類の生薬を組み合わせたもの。体を温め胃腸の調子を整えます。
動物病院で教えてもらった犬の漢方の飲ませ方
動物用の漢方薬は種類が少なく、人用を流用されているそうです。
これまでも漢方を与えたことがありますが、ごはんと混ぜていました。今回お世話になった先生曰く、空腹時の食前・食間の方が効果があるそうなので、できればごはんとは別にあげた方がいいとのこと。
人の漢方が食前・食間というのは知っていましたが、動物にそれは難しくないかな・・と不安でしたが「その方が効果がある」といわれると、できればそうしたい。
漢方の飲ませ方を教えていただきました。
❶ はちみつと漢方薬を混ぜます。
❷ 少量ずつ指に取り、歯茎につけて舐めさせます。
その日の夜、チャレンジしました。
クンクンと匂いを嗅いで自らペロペロ。
歯茎につけるとペロペロごくん。
「おぉ!うまくいった!!!食べさせられた!」
・・と思っていましたが、苦かったのか不味かったのか、味を覚えたブランは次の日からはちみつ漢方を拒否するように。。。
嫌がる素ぶりをみせていましたが、強制的にはちみつ漢方をなんとか食べさせました。
ブランごめん・・
成犬が少量であれば摂取しても問題ないようですが、ボツリヌス菌による中毒や糖分過多による肥満など注意する点もあるそうです。与えすぎに気をつけましょう。
サツマイモと葛!下痢の時のブランのごはん。
ブランは年に数回下痢をします。
1日目は大概絶食しますが、様子を見て次の日くらいからふやかしたドッグフードと葛をいつも食べさせます。
葛は胃腸への負担が少なく、整腸作用があるため、下痢をした時のエネルギー補給におすすめの食材です。
ドッグフードに混ぜたりもするのですが、今回は内臓を温めるためにも葛湯にすることに。食欲もありそうだったので、鶏の茹で汁に溶かした葛湯にしました。
我が家は葛を常備しています。
今回の葛はこれ ▼ 国産の葛100%ですが¥770とお手頃価格です。人が食べてもいいそうです。粉状なので使いやすい。
そして今回は葛の他に、茹でて潰したサツマイモをふやかしたドッグフードに混ぜて食べさせました。
なんでも下痢の時にじゃがいもやサツマイモなどの繊維質の食材を食べせると便が固まることがあるとか。
そしてブランの下痢は日に日に改善し、発症から4日目には元のいい便に戻りました!
やったー♪
さいごに
下痢や嘔吐といった胃腸系の疾患(大腸炎など)に漢方は効果がでやすいそうです。
今回は薬を飲まず、漢方で治すことができました。年配の先生でしたが、また何かあったらお世話になります。
暑がりブランも急な寒さには体が堪えたようで、今度からは早めに洋服を着せてあげようと思います。
葛とサツマイモも下痢の回復に役立ったことでしょう。
葛の常備おすすめです(^^)b
葛もサツマイモもアレルギーの心配がないか、少量からお試しください。
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