鹿の角で歯が破折⁉︎ ペット保険を使って抜歯の治療を受けました。
- 2022.05.13
- 日記
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鹿の角を愛用していた我が家のブランです。
数年前からのお気に入りで、毎日かじっている時期もありました(^^;)
ある日ー。
左奥の歯の表面に赤い部分を発見。
なんだ?これは??
ネットで検索してみると、その正体はどうやら「神経」!?
破折(歯折)による神経露出が疑われました。
慌てて病院へ問い合わせたところ、
全身麻酔による外科手術が必要な状態であることが判明。
ガーン( ꒪⌓꒪Ⅲ)
ということで、
今回は歯科手術までの事前検査や実際の手術、
術後の経過やかかった治療費などについて
詳しくリポートします。
異変に気づいたのは歯磨きを嫌がるようになったこと
今思うと2、3ヶ月前から、今までできていた歯磨きを徐々に嫌がるようになったんです。
ブランはもともとYES / NOはっきり主張するタイプで、
嫌なことをされると歯茎むき出しで抵抗してきます。
歯磨きを嫌がるようになったのも、いつものワガママかなと思っていました。
もしかしたら歯ブラシが嫌なのかも?と
ヘッドの小さなもの、ソフトなタイプのものなど
色々試しました。
歯磨き粉もチキン味の嗜好性が高そうなものに変更。
ところが何をどうしても歯磨きを嫌がることに変わりなく、
ついには歯ブラシを準備しはじめると、
違う部屋へ逃走するようになりました。
‥…━━━ΣΣΣ≡ヘ(*-ω-)ノ
そんなに嫌ならと仕方なく諦め、最近は指で歯磨き粉を塗るだけに。
そんなある日、いつものように
歯磨き粉を塗ろうと口の中を覗いてみていると、
左奥の歯(臼歯)の表面が赤くなっているを発見しました。
ん?血がついてる?
取ろうと試みましたが取れません。
そこでネットで検索をしてみると、同じ状態の画像が!
これこれ!おんなじ!と
画像の記事を読んでみると「歯髄露出」の文字。
どうやら神経が露出しているようです(>_<)
うわぁー、そりゃ歯磨きゴシゴシされたら痛いよね・・
ていうか、ちゃんと見てなくてごめん!
ネットの記事によると、
「歯髄露出の治療は時間との勝負」とあったので、
急いで病院へ電話しました。
今回お世話になったのは、福岡市中央区にある「リライフアニマルクリニック」。皮膚や心臓など、専門の医師に診てもらうことができます。
以前ブランも皮膚科の先生にお世話になったことがあるのですが、こちらの病院の院長先生は歯のスペシャリストでいらっしゃいます。
症状を電話で伝えたところやはり「恐らく神経が露出している状態でしょう」とのことでした。
処置としては、全身麻酔による歯科治療。
手術になります。
まずは事前に血液検査と心臓の超音波検査を受け、
双方問題なければ後日手術決行というスケジュールでした。
ちなみに、料金はどのくらいかかりますか?とお尋ねしたら、
「ここまでかかることはないと思いますが」と前置きされた上で
「最高で10万円くらいです。」との回答が。
じゅ、10万!?
事前のネット情報で5、6万というのを見ていたので、正直少し驚いてしまいました。
「最悪の場合を想定した金額です。概ね6万円前後、抜歯をした場合でも通常は8万円くらいです。念のため多めにお知らせ致しました。」ということでした。
ほほほ、なるほど。
ちょっと安心。
でも8万かぁーと内心思っていると、
「ペット保険に加入されていれば、歯科手術は保証対象だったりしますよ。」
と教えていただきました。
入ってます!アニコム損保!
早速調べてみると、保証対象でした。
よかったぁー(T T)
ブランが破折(歯折)に至った直接の原因はわかりませんが、鹿の角を噛んでいたことが強く疑われました。
実際、歯折で受診してくるワンちゃんたちは、鹿の角の他にもチーズのヒマチーや牛や馬のアキレス腱、豚の蹄といった固いおやつによって歯が折れしまうというのが主な原因だそうです。
ブランはこれまで上記すべての固いおやつを食べたことがあります・・。
手術前検査:血液検査と心臓の超音波検査
後日、手術前の事前検査のため来院しました。
この日は心臓専門の先生がいらっしゃるということで、採血後の超音波検査を担当していただけました。
結果、心臓は特に問題なし。
血液検査の結果は後日判明予定。
血液検査にも問題なければ、手術は約3週間後です。
ネットで「歯髄の露出は時間との勝負」という記事を読んでいたので、そんなに時間があいて大丈夫なのかな・・と少し不安になりましたが、手術予定の日は外科(か麻酔?)の専門の先生がいらっしゃる日だから、その日がいいだろうとのことでした。
まして、院長先生は歯のスペシャリスト。
信頼してお任せすることに。
ブランの露出している神経が現状赤いというのは、まだ神経がいきていて、歯を残せる可能性があるそうです(黒くなってしまうと抜歯が必須)。
先生もできれば歯を残してあげたいとおっしゃってくれました。
ひとまず手術までの2週間、抗生物質で菌の様子見です。
というのも、手術当日最終的に大丈夫そう(菌がいない)と判断できれば歯を残せるそうです。
「それでよろしくお願いします。」
ということで、この日は帰宅しました。
治療費用:事前検査
●診察料 ¥1.100
●手術前血液検査 ¥6.600
●超音波検査(心臓) ¥3.300
●抗生物質28日分(手術前:2週間 手術後:2週間) ¥9,570
合計 ¥20,570
事前検査も保険保証の対象です。
アニコム損保に申請し、¥10.000戻ってきました。
(50%のプランで1日の上限が1万円まで)
全身麻酔による歯科手術当日
事前検査から3週間ー。
血液検査の結果も大丈夫だったので、手術決行です。
前日の夜21時以降は絶食、当日朝9時以降は絶水でした。
朝11時に病院へ連れて行き、そのまま預けて
夕方麻酔が覚めてからのお迎えとなります。
「ブランくん、お預かりしますね」
看護士さんにブランを託し、一旦病院を後にします。
背後からキューキューと不安そうな鳴き声が聞こえてきました。
「がんばれ、ブラン・・」
その夕方ー。
お迎えまでブラブラしながら時間を潰してたところ病院から電話が。
ドキドキしながら電話に出ました。
「歯を残す方向で手術を進めていましたが、状態を確認したところ、抜歯をした方がよさそうです」という抜歯の承諾確認のためのお電話でした。
そっかー・・歯は残せなかったか (´・ェ・`)
残念ではありましたが、その可能性も覚悟していたので、抜歯の承諾をしました。
それから麻酔から覚める頃にお迎えに。
しばらくすると院長先生からの説明がありました。
歯を残すかどうか悩まれたそうです。
残せそうではあったらしいのですが、100%大丈夫な状態でもなかったようで。
万が一菌が残っていると、時間の経過とともにまた治療が必要になってしまうことがあるそうです。
手術中外科の先生とも話して、抜歯をする方が安心だろうという結論に至ったとのことでした。
抜歯した歯を見せてもらいました。
ブランは出血が多く、抜歯した歯の根元には肉がついていない状態だったそうです。このことからもすでに菌に侵されていた可能性が疑われるとのことでした。
結果、抜歯してよかったようです。
その後ー。
いよいよ朝以来のブランと対面です。
奥の部屋から看護士さんに連れられてやってきました!
尻尾や体を大きく振りながら、興奮ぎみの登場です(笑)。
麻酔から覚めにくかったと聞いていたので心配していましたが、元気はありそう。
ブランー!無事に終わってよかった!!
8kgの巨体を持ち上げ抱きしめました。
家だったら泣いてますおおげさですかね(^^;)
そして、朝ぶりの感動の対面も早々に、お会計へ。
治療費用:手術
● 口腔内処置 中型 ¥46,200
● 臼歯抜歯 ¥11,000
● 内服薬(痛み止め7日分)¥3,520
合計 ¥60,720
私のアニコムのプランだと手術は年に2回まで、1回10万円までの上限で50%を負担してもらえます。※手術時のアニコム保険申請は医師による手術内容証明書が必要です。
先生が開発された歯磨き代わりのジェル(Dr.wandel)もいただきました(歯科手術の料金に含まれているとのことでした)。
やった♪使ってみたいと思っていたので、うれしい。
愛犬の歯周病予防Dr.wandel ドクターワンデル 30g(1ヶ月分)
手術後の経過
我が家の食事は主にドッグフードなんですが、1週間程度はふやかしてあげてくださいとのことでした。
今回処方された痛み止め(7日間)と、事前検査時にもらっていた抗生物質(2週間)も与えます。
手術から帰った日はいつもの元気はなく、寝てばかりでごはんも欲しがらなかったため食べていません。
さすがに疲れたし、食欲ないよね・・
でも、翌日から徐々に元気になっていきました。
抜歯したところは痛いと思うのですが、そんな素振りは見せず。
ごはんもいつもと変わらない勢いでガツガツ食べました。
いただいたジェル(Dr.wandel)も毎日ぬりぬり。
そうして2週間後ー。
再診に訪れて経過を診ていただきました。
「OK!大丈夫そう。」
ということで、歯科治療はこれにて無事に終了です。
さいごに
元気印のブランがおとなしくなるからと、鹿の角やアキレスを頻繁に与えていました。
固いおやつは歯が折れることがあると知っていましたが、ブランは大丈夫だろうと安易に考えていた結果です。
反省(>_<)
もしくはもっと早くに気づけていれば、歯を残してあげられたのに・・とも思います。放置すればそれだけ菌に侵されてしまうため、早い治療が望ましいようです。
かかった費用も事前検査もろもろ含めると全部で8万円ほど。
保険に入っててよかったー・・。
リライフアニマルクリニックでは、院長先生の専門である歯はもちろん、心臓や外科といった手術までの過程を随時専門の先生に診ていただくことができ安心でした。
お世話になりました。
そして、我が家の固いおやつは全て処分しました!
残りの歯を大切に。
今は歯石も無いキレイな状態なので、Dr.wandelを塗りつつ、現状を維持できるように努めていきます。
犬用デンタルケアジェル Dr.wandel ドクターワンデル 30g
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