愛犬の真菌症(皮膚糸状菌症)治療の経過
- 2020.03.28
- 皮膚疾患
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爪にカビが生える真菌症との診断から1ヶ月半ほど経過しました。
その間、抗真菌薬イトラコナゾールの服用と抗菌シャンプーで週2回の洗浄を継続。
処方薬を飲み終えたので、経過診察をしてもらうために再診へ行ってきました。
真菌症の経過診断の結果
前回は足先の毛を引っこ抜いて、専用の培養器でカビの有無を検査しましたが、今回は目視での診察です。真菌症は治療に時間がかかるようなので、恐らくもうしばらく薬を服用してから再度培養検査があるのかな?と思っています。(違うかも?)
「以前のような爪の根元のカサカサ感が無くなっていますね。」と先生。舐め具合を聞かれたので、以前よりは減っているようですと答えました。
「では、もうしばらく薬を続けてみましょう。」
ということで、イトラコナゾール100 3/4錠を週に2日1日1回分処方されました。これまでは同量を毎日だったので、回数を減らして様子見のようです。
次の再診は5月頭の予定です。
・ 再診料 ¥500
・ イトラコナゾール 100 3/4錠 14日分 ¥4,900
・ 分包料 ¥420
合計 ¥6,401(税込)
今回もアニコム保険のおかげで5割負担の¥3,200ですみました。
舐め癖の治療に関して
そして、ついでに陰部の舐め癖について聞いてみました。
というのも、舐めたくてパニックになる様子から夫婦で相談した結果、向精神薬等を飲ませた方がいいのかもしれないと思いはじめているからです。
わたし「舐めたくてヒーヒーと1日何度もパニックになるんですが、精神薬の服用をした方がいいでしょうか?」
先生「ブランくんの場合、脳に異常があるなどといった感じはしないです。精神薬を飲むと大人しくなり、いい子になったように見えますが、その子らしさが失われてしまうような状態なので、ブランくんは服用しなくていいと思いますよ。」
わたし「でも、舐めたくても舐めれない状態が1日に何度もあってツラそうなんです・・」と携帯で撮影した動画を見ていただきました。
先生「うーん。。舐めたいならちょっと舐めさせてみるてもいいかもしれないですね。」
わたし「その方法やってみました。舐めさせると血が滲むまで舐め続け、一旦落ち着いてもその後のパニックがさらにひどくなるんです」
先生「血が滲んでしまった患部には、以前処方した塗り薬(モメタオティック)を1日2回塗って様子をみてください。4日もすれば綺麗になりますよ。」
先生、なかなか「うん」と言ってくれません(^^;)
そうなんです。
舐めさせなければ傷は数日で綺麗になるんです。
でも、舐めたいのに舐められないパニックは毎日おきるわけで・・。
本人もハァハァ言いながら我慢しています。
それが私にはとってもつらそうに見えるんです・・。
わたしもできれば精神薬は飲ませたくありません。これまでもなんとか飲ませずに改善できる方法をとあれこれやってみましたが、おさまったり酷くなったりの繰り返し。
一進二退くらいの印象です(>_<)
とは言っても、以前向精神薬のガバペンを服用したことがあるんです。同じ動物病院での診断でしたが、処方していただいた先生が違いました。
ガパベンを処方した先生は院長先生。
今診ていただいているのは副院長先生です。
以前は絶対に精神薬を飲ませたくなかった私ですが、院長先生に「精神薬をそんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。舐めたいという脳の思考回路をシャットダウンするためです。効き目の弱いものから試してみましょう」と言われ、「それなら」と飲ませたことがありました。
結果、効き目が弱すぎたのか全く変化が無く、それなら薬よりまずはサプリメントを試してみますということで、それ以降は精神薬の服用を避けてきました。
そして、その後もなんやかんやと病院に通うこととなったのですが、現在は副院長先生に担当していただいています。
先生によって診断や処方に違いがあるのは、それはそうだと思います。
簡単に精神薬を飲ませない診断をされる副院長先生の方針はとてもありがたいですし、信頼しています。
ただ、最近「精神薬の服用で2ヶ月で舐め癖を改善しました」といった記事を目にしたことがあり、もしかしたらブランも・・と思っていて。
このままでは癖が定着していき、良くなるどころが悪くなるんじゃないかと心配です。
早めに精神薬を服用することで、治りも早く、短期間で済むんじゃないかな・・とか。
副院長先生も「ブランくんがきつそうで、飼い主さんが飲ませてみたいということであれば試してみてもいいと思います。」とのことだったので、「もしばらく様子を見てまたご相談します」と言って今回は帰ってきました。
飲ませるべきか、飲ませないべきか・・
もー!どうしよー!!!オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ
という感じです。。。
食べ物に気をそらせる作戦開始
食べることが大好きなブラン。
これまでもおやつを色々なしつけに使っています。
ただ、人の食べ物をあげたり、食事中に何かをあげることは一切していませんでした。欲しがるクセがついちゃうかなと思って。
最近の舐め癖発生の傾向として、時間がある時に舐めようとするパターンがあります。私たちの食事の時間もしかり。
ひとりで待つのが暇なようです。
ちょっと前までは、ダイニングテーブルの足元で私たち夫婦の食事が終わるのを静かに寝てまっていましたが、最近は食事をはじめると「では、僕はあちらで待ちながら舐めてますんで。」という感じでひとり舐め体制に突入します。
そこで考えたのが、舐め癖発生傾向時に『食べ物でつってみよう作戦』。
ちょっとでも舐め仕草をしたら「ブーラーン!」と呼んで「伏せ!」
数秒待たせて「よし」の合図でおやつ(主にドライフード)を一粒。
また舐めようとすると「ブーラーン!」からの「伏せ!」で一粒。
台所で調理中も「ブーラーン」で野菜の切れ端をパクリ。
隣の部屋から舐めそうな気配を感じたら「ブーラーン」でおやつ。
絶対に避けていた食事中にも思い切って「ブーラーン」からの白飯数粒を与えてみました。
こうして、起きている間は結構な頻度で、あらゆるパターンの食べ物をあげてみた結果、なんと!舐め癖が激減中です!!!!
これまで、暇があると舐めようとしていた時間を「もしかしたら何かもらえるかも」と側で注目するようになっています。
ただ、学習したのか「もうもらえなさそう」と察するとリビング(ブランのいつもいる部屋)へ戻り、ちょっと時間があくと舐めようとパニックタイムに入るようになったので、さらにランダムにおやつタイムを設けることとなりました。
どんだけ食べるんだよ(^^;)
こうして前よりも食べるようになってしまったので、これまでお皿で与えていた朝のごはんの時間はなくなりました。(夜はあります。)
以前の記事でも書きましたが、お皿でフードをあげない方がいいと言う専門家の意見もあるので、ちょうどいいかなと。
まとめ
真菌症は完治に向けて絶賛治療中です。
薬の服用と前回に引き続き抗真菌シャンプー(メディダーム)を継続します。
舐め癖問題は『食べ物でつってみよう作戦』が調子いいので、これで精神薬を飲まずにやり過ごせるならいいな〜・・。
食事中に食べ物を欲しがる困った事態になりつつありますが、舐め癖でパニック発症より人間の食事中に欲しがる方が断然いいんです。
食べ物に集中して舐めたい欲求を忘れてくれたらと思いつつ、食べ過ぎに注意して、毎日量を調整しながら現在頑張っております。
そして、常に食べている状態が心配な『食べ物でつってみよう作戦』ですが、思いがけず良い効果も。
それは、【名前を呼ぶとすぐ飛んでくる】ことです。
これまで、何度か名前を呼ぶと渋々やってきていたのが、「ブーラーン」だけで、おやつほしさにドリフトしながらすごいスピードで走ってきます(笑)。
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