新しい病院へ行った結果、向精神薬「ガバペン」を服用することになりました。
- 2019.09.19
- 皮膚疾患
- 広告

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
「常同行動」「分離不安症」の疑いがあるブランのため、先月から保育園に通っていますが『飼主』と『保育園』『病院』とが連携した治療にあたるため、保育園で紹介していただいた病院へ行ってみることにしました。
結果は、向精神薬を試してみることになりました。
精神薬はこれまで使わない方向でと避けていたのですが・・
今回は精神薬を試すことになった経緯と試した結果について書いていきます。
初診の日。まずはステロイドの投与でアレルギーの有無の確認。
ネットから予約ができたので、前日から予約を入れて病院へ向かいました。
受付を済ませて診察室へ入ると、保育園から既に連絡をしていただいていたようで、院長先生が診察をしてくださいました。
持参したこれまで過去受診した病院の診察手帳やアレルギー検査の結果、処方された薬を先生に提出して診察開始。
詳しい薬の種類が記載されていない病院があったり、私も「かゆみ止め」などといった大まかな説明しか聞いていなかったりで正確な治療の全容は伝えられなかったのですが、実際にブランの体を診察してもらったところ・・
「持参されたアレルギー検査では陰性ですが、他の子に比べても皮膚が薄くて、口のまわりも若干の赤みがでています。アレルギー体質の可能性もあるので、一度ガツンとステロイドを使って、症状が治まるかどうかみてみましょう。」と言われました。
その日、注射でステロイドを打ってもらい、次の日から2日分の薬を処方されました。
ゆるく効くというよりは、ガツンと強めのステロイドのようです。
そして、2日間薬を服用しました。
・・が、舐める行動に変化はありませんでした。
やはりアレルギーで舐めているというわけではなかったようです。
2回目の診察。向精神薬「ガバペン」を処方されました。
再診に来て、ステロイドでは変化がなかったことを伝えました。
「それでは、アレルギーの可能性は低いですね。やはり、他の病院でも診断されたように心の問題でしょう。別のお薬を使ってみましょうか。」と先生。
「できれば精神薬は使いたくないのですが、必要でしょうか?」とお尋ねしたところ、
「そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。精神薬を使うのは『舐めたい』という脳への伝達を遮断させるためです。」とのことでした。
保育園での行動療法と併用することで、治療の効果が高まる可能性があるそうです。
今回処方されたのは「ガバペン錠」。
抗てんかい薬として用いられていますが、神経痛などの疼痛にも効果があるそうです。
それからとても丁寧に薬の説明していただきました。
覚えていることを要約すると、例えば手足を切断した人が存在しない部位の痛みを感じることがあるという幻肢痛(げんしつう)など、患部に直接の問題はないのに脳が痛みを感じてしまうときなどにも使われたりする薬だそうです。他にも癇癪持ちの子やストレスで不安症の子など。
ブランの場合、患部に問題があるわけではないのに「舐めたい」という衝動が抑えられないだけなのかもしれない。
ゆるいタイプの薬を処方するので試してみましょう。ということになりました。
脳へ作用する薬ということもあって、精神薬への不安はまだありましたが、ガパベンの半錠を1日3回服用してみることにしました。
保育園の登園時も服用してOK?トレーナーさんが病院へ問合せてくれました。
家に帰って気づいたのですが、明日は保育園への登園日。
1日3回朝昼晩の服用ですが・・ん?保育園の登園時も服用して大丈夫なのかな?
精神薬といえば、イメージ的に「ボーッとする」感じになるのかと思っていたので、登園は可能なのか病院へ問い合わせをしようと思ったのですが、既に閉院の時間。
そこで保育園のLINEに相談してみることに。
トレーナーさんに紹介していただいた病院なので、直接院長先生と連絡を取ってくれました。
「処方されたお薬は舐めるのを忘れさせるための試験的なお薬で、ポワーンとなるかならないか程度の効き目らしく、それこそ何の変化も無いかもしれないほど軽いものだそうです。保育園の登園時は1日2回朝晩のみでいいみたいですよ。」との返信が。
以前保育園に通っていた常同行動のダックスくんも薬を服用しながら通っていたらしく、「ダックスくんはリラックスしているような印象でしたよ。」とのことでした。
ひとまず安心しました。

1週間「ガパベン」を服用した結果
服用初日、病院から帰ったその日の夜から服用開始をしました。
フードに混ぜて与えたところ、問題なく完食。
そらから1時間、2時間経って様子を伺っていましたが、特に変化なし。
いつも通りの元気のよさと、舐める頻度に変わった様子はみられませんでした。
それから2日、3日と服用を続け、1週間ほど経過しました。
相変わらず変化はみられません。
なんなら舐める頻度が少し増えている感じが・・。
舐める頻度が増えていることと薬は関係無いとは思いますが、抑止効果は全くみられません。
一旦薬は止め、新たにサプリメントを服用することに。
再診に訪れ、ガパベンは効果がなかったことを伝えました。
精神薬といっても複数種類があり、人間同様どの薬が効くかは試してみないとわからないそうです。
神経痛などにも効果のあった抗てんかん剤の「ガパベン」ではなく、次は抗うつ剤を試してみましょうか。と言われました。
何となくまだ精神薬に抵抗のあった私は心配のあまり、矢継ぎ早に質問をしてしまいました。
「本当に飲ませた方がいいのでしょうか?副作用が気になります。一度飲ませると薬に依存してしまうことはないですか?」
先生はひとつずつ丁寧に答えてくださいました。
「エリザベスカラーを外せるまでにということであれば、薬を併用していく方が効果がでると思います。1度薬を飲ませたからと言って依存するということはないですが、副作用は(資料を見せながら)これらのように色々と注意事項があります。しかし様々な副作用の記載があるのはどの薬も同じです。長期間飲み続ける場合は心配なこともありますが、短期間であれば心配することないですよ。」と。
つまり、そんなに怖がらなくても大丈夫ということでした。
次に「ネットで分離不安症に効果が期待できるというサプリメントを見たんですが、どうですか?」とお聞きしました。
先生曰く、元々は母乳成分による免疫向上の効果を期待し開発された商品らしいですが、服用した分離不安の子の症状が緩和されたという声が多数あり、製薬会社の方も病院へその旨おすすめされるようになったそうです。
「サプリメントなので効果が出るまでに時間がかかることもあるかと思いますが、副作用の心配も無いですし、免疫向上効果も期待できるし。試してみてもいいと思いますよ。」と先生。
「急いで抗うつ剤を服用しなければいけないという訳ではないので、一旦サプリメントで様子を見てみましょうか。」ということになりました。
ということで、サプリメントをお取寄せしてもらったので、届き次第服用してみることにします。
効果についてはまた後日報告します。
まとめ
今回また新しい動物病院へ行ってみましたが、これまでのどの病院よりも丁寧に時間をかけて説明をしていただきました。看護師さんも先生方も皆さんとても親切・丁寧です。
当然ですが、病院によって薬の処方の仕方やアレルギーに対する見解など多少の違いがあります。
精神薬は意味が無いという先生もいれば、今回の先生のように有効だとおっしゃる方も。
精神薬の服用を一旦停止しサプリメントで様子をみることにしましたが、以前のアレルギー検査で牛乳に若干のアレルギー反応があったブランはミルク由来の成分であるサプリメントの長期服用がアレルギー発症の原因になってしまうかもしれません。
ただ、できれば薬は飲ませたく無いです。
サプリメントでどうにか無事に効果が出ますように・・
抗うつ剤の服用はまたサプリメントの効果をみてから考えようと思います。

-
前の記事
犬の保育園(幼稚園)へ通うことにしました!効果や必要性についてのまとめ 2019.08.22
-
次の記事
ペットのおやつ「Bon・rupa」さんの新店舗へ!安心安全なおやつをまとめ買い。 2019.09.23