体験記❹ | 育犬ノイローゼを経験して気づいたこと。感じたこと。

体験記❹ | 育犬ノイローゼを経験して気づいたこと。感じたこと。

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前回の記事で紹介したUG DOGS アトラスタワー中目黒店の店長さんのブログ読んで、私の育犬ノイローゼは徐々に回復しましたが、ブランの吠える・噛む・暴れるの大変な日常に変わりはなく、毎日繰り返し何度も何度も「ダメ」だと教え込む日々は続きました。

育犬ノイローゼの始まりから克服するまではこちら

ただ、以前と変わったことは、気持ちに多少の余裕を持つことができていたと思います。

私は今回、子犬を育てる大変さを初めて経験しました(^^;)。

そして今思い返してみると、経験してわかったことや感じたことがあります。

この記事では自分なりに気づいたことを、ブランのその後の問題行動の変化とともにご紹介してみようと思います。

問題行動は今どうなった?

様々な問題行動に悩まされた愛犬ブランですが、今ではだいぶ改善されています。

「吠え」について

今でもおしっこ、うんちをすると吠えて知らせてくれますが、「ワン、ワン」くらいです。これはむしろ教えてくれて助かってます。

他に急な物音がしたり、遊びたいときなどにもワンワンと吠えますが、同じく1、2回程度なので、我が家では許容範囲だと思っています。

たまに興奮してスイッチが入ると大音量で吠えることもありますが、伏せをさせ、ダメだと叱ると吠え止んでくれます。

総じて「ある程度吠えるのは仕方ない。犬だから」と思えるようになりました。

「噛み癖」について

次に、噛み癖。これは小さい頃に比べると減りました。
来たばかりの頃は手、足、耳、口、まぶた、なんでも噛みまくりで、あちこち絆創膏だらけでした。大きくなるにつれて、足を噛まなくなり、まぶたを噛まなくなり、耳や口も噛まなくなり・・

家具や靴など物へのガジガジも落ち着いてきました。洋服のファスナーやペットボトルなどまだ噛んでしまう物はありますが、成長とともに少しずつおさまりつつあります。

ただ、遊びの最中に興奮すると手を強めに噛みます。

以前のように血が出ることはありませんが、痛いです。普通は手で遊ぶと甘噛みが治らないのでダメだと言われますが、ブランは徐々にではありますが噛まなくなってきているので、「噛まれると痛い」ということを教えながら様子を見ていこうと思っています。

「暴れ」について

寝ている時以外はフルパワーで暴れまくってました。

特に夜の11時くらいがMAXで、突然吠えながら制御できないほど走り回るので本当に困りました。毎日夜の11時が怖かったです(笑)。気が狂ったのかと心配するような暴れっぷりでした。

今も元気は元気ですが、一緒に遊ぶ時以外で走り回ることはありません。オンとオフができています。夜の11時も穏やかです。

問題行動が改善された方法と時期について

大変だった問題行動も今ではそれなりにおさまりつつありますが、いつからそうなったかと言えば、決定づけるような効果的なしつけはありませんでした。

徐々にいつの間にか、気づいたらといった感じです。

色々としつけの方法を試してきましたが、即効性のある方法は無く、毎日繰り返し地道に「ダメ」だと教えただけです。
そして、日中しっかり散歩して、時間が許す限り一緒に遊びました

今思うのは、しつけよりまず、散歩や遊びで飼い主として信頼してもらうことが大事だったのかなと思います。

育犬ノイローゼ後に気づいたこと。今思うこと。

ブランは生後2ヶ月半で我が家にやってきました。ワクチンがまだ終わっていなかったので、散歩にも行けず、ずっと家の中。有り余るエネルギーを十分に発散できない子犬が噛む・暴れるのは当然でした。

私は久しぶりの子犬に「子犬ってこんなんだったけ!?」と戸惑い、いい子にしようとしつけばかりしていました。

まだ小さいうちはしつけよりまず、コミュニケーションを図ることが必要だったようです。

ブランが初めて飼う子犬というわけではありません。これまでブラン以外に3匹の犬を飼っていました(幼少期の実家犬も含む)。犬を知っているつもりでいましたが、全然わかっていなかったと痛感しています。

子犬を育てることはこんなに大変なんだと思い知りました。

全然わかっていない飼い主でごめん・・。
家に来てくれてありがとう。
ブランが来てくれて本当によかった。
いっぱい遊んで、一緒にいろんな所へ行こうね。

まだまだヤンチャですが、健康で幸せに過ごしてくれたらいいなと思っています。

キャバプーブラン

育犬ノイローゼの他の方のブログを拝見すると、よく「大変だった時期の写真が極端に少ない」と書かれています。私の携帯もブランの小さな頃の写真や動画が少なめです。

当時は写真や動画を撮る気力もなくなっていました。旦那さんが撮ってくれていたのでよかったなと思います。

本当に今思えばですが、めちゃくちゃ大変だった時期はほんの2、3ヶ月でした。

短いですよね。情けないです。

でもあの頃は1日がとても長くて、「早く大きくなって落ち着いてほしい」と思っていました。

今ではあのころの小さなブランにもう一度会って、思いっきり遊んであげたいです。そして、悩んでいる自分に「大変な時期はあっという間だよ。小さいブランといっぱい遊んで楽しんで。」と教えてあげたいです。

私はとりあえず叱ってばかりのしつけをすることをやめてみました。

ブランにはかわいそうなことをしていたなと思い返すと反省しています。

「少しくらい噛んでもいいや」「ちょっとくらい吠えてもいいよ」「走り回りたいなら走ればいいさ」と ゆるいしつけに変更すると気が楽になっただけでなく、ブランにも伝わっていたのかも?・・と思います。

今、しつけに悩んでいる飼い主さんへ。

しつけに悩んで今このブログを読んでくださっている方の中には、体調を崩したり思い悩んでいる方がいらっしゃるかもしれません。なんとかおりこうさんになってほしいと願っているからこそだと思います。私も毎日一生懸命でした。

個体差はあると思いますが、いずれある程度は落ち着いてくれる日がやってくると思います。

恐らくその日は急にではなく、徐々に気づいたら・・ではないでしょうか。

あまり参考にならなかったかもしれませんが、わたしが他の方のブログを読んで元気をもらったように、このブログが少しでもお悩みの飼い主さんのお役に立てたらと思っています。

自分ではどうしようもない時はプロの手をお借りする方法もあります。私はトレーナーさんにみてもらってかなり楽になりました。しつけはできれば早い方(若い月齢)がいいようなので、お困りの方はお近くのトレーナーさんなどに、まずカウンセリングだけでも相談をされてみてはいかがでしょうか。