子犬が吠え始める時期はいつ?子犬の成長過程からみる吠える時期について
- 2019.04.09
- コラム
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子犬はいつから吠え始めるんでしょうか。今まではそんなことを考えたこともありませんでした。
そんな私は、生後60日でブランを迎えてすぐに体調を崩すほど「吠え」に悩まされ、自分ではどうにも改善できずにドッグトレーナーさんを頼りました。
子犬は成長していく過程の中で、吠え始める時期があるとか。
今回はトレーナーさんから教えていただいた、一般的に子犬が吠えはじめるとされる時期についてご紹介します。今まで全然吠えなかったのに、近頃吠えるようになったとお悩みの方は、愛犬が「吠える時期」に成長したのかもしれないですよ。
ドッグトレーナーさんのカウンセリング
はじめてトレーナーさんに来ていただいたのはブランが生後3ヶ月頃。当時のブランは何をしててもすぐに吠える子でした。
トレーナーさんによるカウンセリング初日。
まずは電話で家の場所を説明している最中にワンワン!
家のチャイムが鳴るとワンワン!
家に入っていただき、立ったまま軽く話しているとワンワン!
座って話をしていてもワンワン!
終始吠えてました・・。
カウンセリングをしていただいた結果、この月齢でこれだけ吠えるということは「生まれつき吠える性質を持った子」でしょう。ということでした。
この時体調を崩すほどブランの吠えに悩んでいた私は、「生まれつき吠える性質を持った子」と言われた瞬間正直ショックで、このままずっと吠え続けるのかと思ったら目の前が真っ暗になったような気分でした。
子犬が吠えはじめる時期は生後7ヶ月前後の頃
ブランは生後3ヶ月ですでに吠えていましたが、本来子犬には吠え始める時期があるそうです。
結論から言うと、子犬が吠え始める時期はだいたい「生後7ヶ月頃」。
一般的な子犬の成長と吠えはじめる時期について解説していただきました。
犬の成長カレンダー | |
---|---|
誕生 | |
1ヶ月 | 母犬や兄弟とふれあいながら育つ |
2ヶ月 | 一般的にこの時期に家庭にやってくる(社会化期) |
3ヶ月 | 興味いっぱいの時期。柔軟性があり、良い経験も悪い経験も残りやすい。(社会化期) |
4ヶ月 | ワクチンが完了。散歩解禁。 |
5ヶ月 | 恐怖心が芽生える。乳歯の生えかわりがはじまる。 |
6ヶ月 | 避妊や去勢手術の可能な時期。 |
7ヶ月 | 自我が芽生える。縄張り意識や所有欲が強くなる。 |
通常子犬は自我が芽生えはじめる生後7ヶ月前後頃から吠えるようになるそうです。自我が芽生えることで縄張り意識や所有欲が強くなり、吠えることで威嚇やアピールをするようになるんですね。
トレーナーさん曰く、よくある相談が「今まで全然吠えない大人しい子だったのに、生後7ヶ月頃から吠えるようになってしまった」というものだとか。
ちなみにブランは我が家に来た生後2ヶ月すぎからもうワンワン吠えてました (ll゚д゚)
早い・・。
吠え対策の前にまずは吠えてもいい「許容範囲」を決める。
以前の記事でも書きましたが、犬は本来吠える生き物です。人間の都合で吠えを制限することは、本当ならかわいそうな事ですよね・・
しかし、吠え続ければ近隣への迷惑になります。我が家はマンション。クレームがくると一緒に住めなくなってしまうかもしれません。
そこでトレーナーさんに言われたことは、無駄吠えゼロを目指すのではなく、ある程度吠えてもいい「許容範囲を決めましょう」ということでした。
私はブランの前にキャバリアを飼っていました。キャバリアはほとんど吠えません。この時、無意識にブランも先代キャバと同じように「ほとんど吠えない子」にしようと考えていたことに気づきました。
ブランは「生まれつき吠える性質を持った子」です。そこで、ブランの「許容範囲」を2、3回のワンワンくらいで吠え止めれるようにする。にしました。
うちのマンションはペット可で、お隣さんもワンちゃんを飼っています(ほとんど吠えない子ですが)。犬が吠えるのは当たり前。1日数回、ワンワン吠えるくらいは許してもらえるはず!
そうしてトレーナーさんに来ていただきながら、吠えを制限するしつけをコツコツと続けました。本当に地道にコツコツです。途中効果が全く見られず、心が折れそうになりましたが、なんとかコツコツやりました。
すると、気づけばいつの間にか許容範囲どころか、吠えを我慢してくれるようになっていました。
声をださずに「ワン!ワン!」と口パクだけすることもあり、そんなときは「我慢させてごめんね・・」と切なくなりますが、「我慢したね!おりこうさーん!!!」と思いっきり、オーバーすぎるくらい褒めています。
本当に愛しい、かわいい子です。
そもそも、吠えたい欲求を我慢させても大丈夫?
吠えることを我慢する姿をみて少し不安になり、トレーナーさんへ質問してみました。
わたし「吠えることを我慢させるとストレスになりませんか?」
トレーナーさん「ストレスにはなるでしょうが、仕方ないですよね。人間の暮らす環境に慣れてもらわないと。小さな頃からしつけをしていればそれが当たり前になるので、今のうちにしつけてしまえば、そこまでストレスにはならないとは思いますよ。」
とのことでした。
そこで吠えられないストレスが溜まらないように、散歩の時には公園などでダッシュさせるなど、少しでも他でストレス発散できそうな事があれば実行するようにしています。
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さいごに
本来、子犬が吠え始める時期は、自我が芽生える生後7ヶ月ごろからですが、子犬のしつけが最も必要と言われる「社会化期」は生後1ヶ月後半〜4ヶ月頃までです。
ブランは生まれつき吠える性質を持っているようですが、同時に「気の強さ」も持っていると思います。
早めに吠え始めてくれたことで、生後早い段階から様々なしつけをすることができ、結果良かったのではないかと思っています。
また、当初はトレーナーさんから「犬が落ち着く年齢になる2歳までに吠えが改善することを目標に頑張りましょう」と言われていましたが、これも早々にしつけをはじめたおかげか、ブランの場合あまり吠えなくなるまでの期間は2〜3ヶ月でした。
もし、お家のわんちゃんが「今まで大人しかったのに、なんだか最近吠えるようになった」という方は、わんちゃんの自我が芽生えはじめているのかもしれないですね。
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