常同行動の治療にトレーニングを開始でちょっとうれしい効果!
- 2021.05.14
- 皮膚疾患
- 広告
記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
病院から紹介してもらった、常同行動改善のためのトレーニング。
先週から開始しました。
週に1回。
今週は第2回目が終了しました。
まだ始まったばかりですが、ちょっとうれしい効果が出ています。
常同行動をトレーニングで改善することについて
ブランの陰部を舐め壊す常同行動の治療のために、これまで色々と試してきました。
トレーニングもそのひとつ。
以前お世話になったトレーナーさんに提案していただいたあらゆる対策は、どれもそれなりに効果を感じました。
お!いけそう♪
そう思っていても、慣れてくると次第に効果は薄れて元通り。
それからは、
「患部が悪化しない程度に抑えられていたらいいのかも・・」
「もう一生付き合っていくか」
そんな風にあきらめモードでした。
でも一方で、できることがあるなら試してみようという気持ちもあって。
そんな時、ネットで常同行動を診てもらえる病院を見つけ、通院を決めました。その病院で紹介していただいたトレーナーさんが今回お世話になる方です。
遠方からzoomによるリモートトレーニングになります。
正直、これまでのトレーニングでは改善に至らなかった経験があるので、今回のトレーニングも本当に【ダメ元】程度の気持ちでした。
新しいトレーナーさんとの出会い
はじめてのコンタクトはお電話で。
病院からも「お話してみてトレーニングを受けるかどうかは決められてください」と言われていました。
話してみた感想は、とても感じの良い方で安心感がありました。
ブランより陰部への自傷行為が酷かったワンちゃんもトレーニングしていたそうですが、今は自傷はほとんどないくらいまでに改善しているそうです。
同じ症状の子が改善したという話も励みになりました。
・・もしかしたら、ブランも。
ひとまず(ダメ元でも)やってみようと決めました。
トレーニングの開始
まずはドキドキの第一回。
初めてのzoomにドギマギ(^^;)
舐める行動をやめさせるためのトレーニングのはじまりです。
トレーナーさんがブランの様子を観察し、適正をみながらレッスン内容を考えてくださいました。
ブランの陰部はこれまで舐め続けていたため、傷や赤みがある状態。
皮膚の状態を戻すには2週間はかかるらしく、(強制的に)舐めないようにすることから始めることになりました。
首輪とリードを使って舐め防止
まず提案されたのは首輪とリードを使った方法。
- 常に首輪にリードを付けた状態で、舐めようとするとリードを引っ張ります。
- やめるとリードを緩めます。
口と陰部に壁があるようなイメージ。
リードを引っ張ることで強制的に届かないようにし、舐められないと分からせるためだそうです。
はじめてすぐパニックになりました。Σヽ(゚Д゚*)ノ !!
ヒーヒー!となきながら部屋中をウロウロ。
これまで好きな時に舐められていたのが、急に届かなくなりパニックになっています。
久しぶりに見るパニック状態に私もプチパニック。
ごめんよー(T T)
心を鬼にして、できるだけ冷静を装いながらリードを引っ張りました。
そして、張って緩めてを何度か繰り返していると、フゥーン・・と言いながら伏せをして舐めることを諦めるように。
よかったー。
ホッとしました。
その後も何度かこのパニックが起こりましたが、リードによる制止の繰り返しによって次第にパニック時間は短くなり、だんだんと舐めなくなっていきました。
こんな単純な方法で・・と言っては何ですが、『リードをつけて舐めそうになると引っ張る』という方法がブランにはとても効果を感じています。
単純な方法ですが、自分では思いつきもしなかった。
トレーニングがはじまって10日ほどですが、これまで舐めて腫れたり固くなっていた皮膚は赤みが引き、柔らかくなっています。
目が届かない時はエリカラを装着
しばらくは完全に舐め行動を抑止するために、トレーナーさんからは目が届かない時はエリカラを装着するようにと指示がありました。
ブランは小さな頃、エリカラをつけると噛み付いてきていましたが、『おやつと交換方式』にしてからは別犬のようにおとなしくなりました。
今はおやつ無しでもすんなり付けさせてくれます(^^)
条件付けって大事ですね。
トレーニングをやってみた感想
舐めようとする行動自体が減ってきました。
これまでの舐め行動を10とすると、今は5くらいの感じです。
舐めないので患部の状態も良くなってきています(^^)b
今まで「出血したり化膿しなければ、まーいいか・・」と思っていたので、良くなっていることが本当にうれしいです。
まだまだ始めたばかりなので、慣れるとまた元通りになってしまうかもしれませんが(^^;)
これまで試してきたエリカラやマナーベルトはパニックになりやすく、外すと「よっしゃー!舐めれるー!!」と舐め行動を助長させていたので、首輪とリード方式はブランにとってストレスを感じにくいのではないかと思っています。
今回、首輪とリードによる舐め抑止方法の成果を書きましたが、同時進行で行う別のトレーニングが常同行動改善のためには重要なものになるそうです。比率でいうと「首輪とリード」2:「別のトレーニング」8くらい。
『首輪とリード』はやり方を間違えると悪化させることがあることも注意点として挙げられました。
長くなってしまったので、『別のトレーニング』についてはまた次回に。
-
前の記事
これはいい!高級ペット用ブラシ。プラッシュパピーのスリッカーブラシレビュー。 2021.04.30
-
次の記事
【常同行動の治療】トレーニングの秘訣は『自然体でいることを評価する』こと 2021.05.19