ステロイド系軟膏からペットにも安心の人間用漢方軟膏に変更しました。

ステロイド系軟膏からペットにも安心の人間用漢方軟膏に変更しました。

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少し前から体の余分な熱や水分を出す漢方を飲み始めてるブラン。

今の所、舐め癖に変化はみられないのですが、ハァハァ言うことが少なくなり、涙の量が減ってきました。(涙やけの原因が過剰な水分の排出ということもあるとか。)

熱と水がちゃんと排出されている!?と漢方効果をなんとなく実感していた今日この頃。塗り薬(軟膏)にも漢方のものがあることを知りました。本来人用として販売されているものですが、ペットにも使えると紹介されているショップや口コミを見かけて早速購入。

今まで使用していたステロイド系の軟膏(ビクタスS MTクリーム)をやめて漢方軟膏に変更しました。

自然素材の原料のみでできているので副作用の心配が少なく、もし舐めてしまっても安心。傷の修復という点において、ステロイド系の軟膏と遜色ない効果を実感しています。

漢方軟膏とは

漢方軟膏は有名なものが3種類あります。

  • 紫雲膏(シウンコウ)
  • 神仙太乙膏(タイツコウ)
  • 中黄膏(チュウオウコウ)

それぞれ似たような効能ですが、症状によって使い分けるとより効果的のようです。紫雲膏は主成分である紫根の濃い紫色をしています。ひび、あかぎれ、あせもなどおおよその皮膚トラブル全般に。タイツコウは肉芽形成の効能があるので、切り傷や床ずれに。中黄膏は消炎や鎮静作用があるので、患部に赤みや腫れ、熱を伴っている場合におすすめです。

漢方の軟膏の使い方

通常の軟膏のようにすり込むのではなく、患部の上にのばすように塗って使用します。もしくは、ガーゼ等に厚めにのばして患部に貼るようにします。

ブラン愛用の漢方軟膏

ブランはタイツコウと中黄膏(ベルクミン)の2種類を使っています。

タイツコウ(神仙太乙膏)

タイツコウ

匂いがカレーそのもの!色も薄い黄色です。皮膚の損傷を早く再生させる効果があります。

【効能・効果】
切り傷、かゆみ、虫刺され、軽い床ずれ、火傷
【成分】
トウキ・ケイヒ・ダイオウ・シャクヤク・ジオウ・ゲンジン・ビャクシ ・ゴマ油・ミツロウ

ベルクミン(中黄膏)

ベルクミン(中黄膏)

松浦薬業のベルクミンです。中黄膏と同じ成分で作られています。チューブ式なので必要な量をとりやすく便利。特に患部に熱を持ったような症状に効果があります。タイツコウほど匂いは無いです。

【効能・効果】
火傷、外傷、きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・かゆみ・はれ・出血・ただれの緩和、おでき、湿疹、かぶれ、ただれ、あせも、かゆみ、ひび、しもやけ、あかぎれ
【成分】
オウバク(黄柏)・ウコン(鬱金)・ゴマ油・ミツロウ・豚脂

患部の熱をとる作用のあるベルクミンを主に使っていますが、原料に豚脂が使用してあるため舐めたくなるかも・・と少し心配しています。ベルクミン、タイツコウ両方に入っているごま油も食欲をそそりそうですね(^^;)。ベルクミンとタイツコウ、様子を見ながら使い分けていこうと思っています。

漢方軟膏は衣類等に付着すると着色するので注意が必要です。

旦那さんは自分の痒み止めとして使用したところ、お気に入りのTシャツが黄色くなってる!と騒いでおりました。(黄色くなるよって言ってたのに・・)

愛犬にタイツコウとベルクミン(中黄膏)を使ってみた感想

最近、これまでいつも着けていた舐め防止のエリカラをはずすことにしました。

エリカラをはずすと舐め放題状態なので、狂ったように舐め続けることがあります(>_<)

目を離した隙に舐めて傷ができてしまうこともありますが、軟膏を塗ると傷の治りも早いようです。

漢方軟膏塗布後の患部の比較
左:少し前の陰部の患部状態
右:最近の患部の状態。傷はカサブタになっています。

何より、自然素材の原料のみでできているので副作用の心配が少なく、もし舐めてしまっても安心というのは大きいですね。

ステロイド系の長期使用は副作用が心配なので・・
現在漢方軟膏で十分そうなのでこのまま続けてみようと思います。

人にもペットにも効果的な漢方軟膏は万能です!

自然素材だけでできているだけあって、効果は薄いかも・・と半信半疑でしたが、これまで使っていたステロイド系の軟膏と比べても効果は劣らないと思います。(ブランの症状に限っての感想です。)

エリカラを外して寛ぐブラン
エリカラを外して過ごしています。

これまではステロイド系の軟膏を塗っていましたが、漢方軟膏にしてから副作用の心配が少なくなったので安心して塗りまくっています。色移りと匂いが少々気になりますが、自然のものなので仕方ないですね。許容範囲です。

旦那さんは原因不明の湿疹がたまに出るんですが、漢方軟膏を塗ると痒みが引くそうです。ベルクミンでもタイツコウでも効果に差はないようですが、ベルクミンの方がチューブタイプでサッと塗れるので、ベルクミンをよく使っています。

私も先日、手の甲が急に痒くなりプツプツとした湿疹のようなものが出たんですが、漢方軟膏を塗るといつの間にか痒みも湿疹も消えていました。

虫さされや切り傷などにも良い万能薬なので、もしもの備えとして。塗りにくいけど、口内炎にもいいらしいです。オムツかぶれなど小さな子供さんにも安心して使用できます。

一家に1つ漢方軟膏。おすすめです。

使用の際、数日しても症状がよくならない場合や発疹やかゆみ、かぶれが出るなどの症状が出たら使用を中止し、お医者さんに相談されてください。副作用がゼロと言う訳ではないので、初めて使用される際は人もペットも少量からお試しされることをおすすめします。