プロのカウンセリングで愛犬の「分離不安症」疑惑が。症状や原因、対策について。
- 2019.08.27
- 皮膚疾患

今月から保育園に通っていますが、
その第一の理由は「ブランの舐め癖を治すため」です。
保育園の方にも入園前からそのことを伝えましたが、
他のワンちゃんの常同行動も完治させた経験があるそうで
熱心にカウンセリングしていただきました。
これまで通った病院の診断からも「常同行動(強迫神経症)」だと思っていたブランの病。
ところが、保育園でのカウンセリングと指示された対処方法を実践したところ、少しだけブランの舐め癖の要因がわかりました。
もしかしたら「分離不安症」なのかもしれません。
犬の分離不安症とは?
飼主と離れることに不安を感じ、問題行動を起こすようになること。例えば、留守中に吠え続けたり、粗相をしたり、いたずらで部屋を荒らしたり、尻尾を執拗に噛む(自傷行為)など症状は様々です。
飼主さんの動向を監視し、トイレやお風呂など常にあとをついて回るといった行動も分離不安症の疑いがあるそうです。
分離不安症の原因
犬の分離不安症の原因として、
一般的には大まかに以下の理由が挙げられています。
- 過剰な甘やかしや一緒に過ごす時間が長い。
- 引っ越しなどによる環境の変化
- 赤ちゃんなどの家族が増えた
- 留守番中に恐い体験をした(雷など)
上記原因はほんの一例です。
ワンちゃんによって理由は様々で、話を聞くこともできないため、その原因を見つけることは困難な場合が多いそうです。
ブランの場合は私が家で仕事をしているので、「一緒にいる時間が少し長いかなー」とは思っていました。でも、トイレやお風呂について回るのは小さい頃までで、最近では一人で過ごすこともできています。「分離不安症」のことは知っていましたが、ブランは違うだろうと思っていました。

カウンセリングで「分離不安症」の疑いが発生。
ブランの場合、陰部や尻尾を噛む(自傷行為)をしています。
保育園のトレーナーさんによるカウンセリングで自宅での過ごし方について以下の質問をされました。
- 舐める時間はいつごろが多いか
- 舐めるきっかけやタイミングはあるか
舐める時間に特に決まりは無し。
舐めるきっかけやタイミングにも、
・・うーん、特に決まりは無いかなぁ
・・暇があればとか?・・ですかね。
ところが、逆に舐めない時はありますか?と質問されて考えてみると
私が洗い物や掃除をしている時、
ダイニングテーブルに座っているとき
などはもしかしたらあまり舐めていないかも・・と気づきました。
舐めることにばかりに気を取られていましたが、言われてみると私が動いていたり離れている時にはあまり舐めていなかったんです。
そのことを聞いたトレーナーさんが「なるほどー、もしかしたら依存が強いのかもしれないですね。」と。
「ひとまずお家の方みなさん、ブランくんを無視してみてください。」と言われました。
この後無視によるしつけ方法を紹介していますが、犬の気持ちに悪影響を与える可能性があるためおすすめしません。この記事を書いたときの記録としてそのまま残しています。
分離不安症なのか見極めるために無視をしてみる
これからとりあえず1週間、無視をすることとなりました。
- 寄ってきても撫でず、目も合わせず、声もかけない。
- ごはんを与えるときも淡々と。食べ終わったらサッと下げる。
- 排泄の処理も声などかけずに黙々と。
など、とにかくまるでいないかのように一切無視をするそうです。
実際に無視をはじめてみました。
いつものように「遊ぼう!」とはしゃいできますが、無視です。
お手をしてみせても無視。
「ワン」と鳴いてみても無視。
目も合わせません。
「あれ、お母さんどうしたの・・」と言いたげに
こちらをジッと見つめています・・。
うぅ・・切ない。
心の中で「ブランごめんよー!」と叫びながら
トレーナーさんの指示どおり、無視を続けてみました。
1週間無視を続けた結果。
1週間ほど無視を続けた結果、舐める回数が減ってきました。
保育園に通っていることも大きいかと思いますが、これまで家では「暇さえあれば舐める」といった感じでしたが、回数でいうとこれまでの半数以下ではないでしょうか。
舐めるよりも私たちの動向を気にして見ている感じです。
さいごに
今回トレーナーさんのカウンセリングからブランの分離不安症疑惑が湧いてきました。
まだ1週間ほど無視を実践しただけで、保育園にも通い始めたばかりですが、これまでよりは舐める回数がはるかに減っていることから、私が1日中一緒に居すぎることや構いすぎることなどが依存につながってしまっていたのかもしれないです。
ただ、トレーナーさんからは「これはまだ前進したという訳でなく、スタートラインに到達しただけですので、これから更に進化させていく必要があります」と言われました。
もちろん、目指すは完治です。
早くエリザベスカラーを外してあげたいです。
もうしばらく適度な距離をとりながら様子をみていこうと思います。
また進行状況お知らせします。
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