犬の健康診断でリパーゼ1737!元気なのに異常値だった血液検査の記録

犬の健康診断でリパーゼ1737!元気なのに異常値だった血液検査の記録

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毎年春になると、フィラリア予防薬の処方と一緒に血液検査をお願いしています。
今年も元気いっぱいのブランを連れて、いつも通り病院へ。
食欲もあるし、お腹の調子も良い。
特に気になることもなく、
「今年も問題ないかな」
くらいの気持ちで結果を待っていました。
ところが。
結果票を見て、思わず二度見しました。

リパーゼ1737

真っ先に目に飛び込んできたのは、赤文字で書かれたこの数字。

血液検査の結果_リパーゼ
リパーゼ 1737U/L
「え?」
思わず見直しました。
1737。やっぱり1737。
基準値は10〜160U/Lなので、10倍以上です。

実はブラン、3年前にもリパーゼが高いと言われたことがあります。
その時は545U/L
過去の記事はこちら
当時も驚いたのですが、今回はそれをはるかに超えてきました。
またリパーゼ……(›꒪⌓︎꒪‹)

でもブラン本人はというと、
前回同様、食欲あり。下痢なし。嘔吐なし。
見た目だけなら、とてもそんな数値には見えません。
「本当にこの数値合ってる?」
と疑ったくらいでした。

先生も気になる数値だった

リパーゼ以外の項目は、すべて正常範囲内。
ひとまずそこは安心しました。
先生に「さすがにこの値は気になりますね」と言われ、
その場でリパーゼだけ再検査されました。

念を押されるくらいの数値だったわけです。

追加で炎症マーカーも調べてもらったところ、結果は 0.4mg/dl
正常範囲内。
「炎症反応は出ていないので、膵炎とは断言できませんが、
食事を見直した方が良いですね」との診断でした。
ひとまずホッとしつつ、食事について振り返ることに。

原因は高脂肪のものをたべさせてたから?

先生に、「高脂肪のものは食べていませんか?」と聞かれた時、頭の中にいろいろ浮かびました。
パン、牛乳、焼き菓子・・。
ここ2年ほどリパーゼが落ち着いていたこともあって、少し気が緩んでいました。
思い返してみると、
🍖 フードの脂質を10%以下から12〜14%程度のものに変更
🥐 パンや焼き菓子を少しおすそ分け
🐮 牛乳をほぼ毎日ほんの少し
などなど。そんな生活をしていました。

でも、どれも少量です…。

食べるの大好きブランが喜ぶ顔を見ると、
ついついあげてしまうんですよねー(>_<)

積み重ねだったのかなと、反省しました。
もちろん食べ物以外、体質的な原因もあるかもしれません。
でもこの数値を見た以上、もう一度ちゃんと向き合おうと決めました。

低脂肪フード生活スタート

先生から勧められたのは脂質5〜7%程度のフード。
病院ではロイヤルカナンの消化器サポート満腹感サポートを紹介してもらいましたが、「ロイヤルカナンはちょっと…」と正直に話したところ、「そういう飼い主さん、意外と多いんですよ。5%程度なら他のフードでも大丈夫です(笑)」とのことで、自分で探してみることにしました(^^;)

そこで見つけたのが POCHI 食事療法食 消化器ケアフード (脂質5%)

【POCHI 食事療法食 消化器ケアフード】
脂質制限が必要な犬のために、低脂肪でも犬の栄養管理と嗜好性にこだわった特別調整フード。食事を楽しみに、おいしい顔を見せてくれるように開発された食事療法食。

POCHIの生肉を使用したスーパープレミアム品質の療法食です。
食事療法食ではめずらしいターキー生肉を第一原材料に使用し、嗜好性の高いレバーが入っているので、低脂質なのに食いつきがいいようです。
プレバイオティクス(イヌリン)・プロバイティクス(フェシウム菌)配合で腸にもgood。と、色々な療法食探してみましたが、なかなかいいフードだと思いました。
タンパク質:30%以上 脂質:5%以上の
高タンパク、低脂質フードです。

まずは1か月、このフードで様子を見ることにしました。
そして、その1か月後にリパーゼは基準値内の数値を叩き出します!
そのお話は長くなるので、また別の記事でまとめたいと思います。

番外編:私が家で密かにチェックしている項目

病院での話はここまで。
ここからは主治医の先生とは別に、私が日頃から色々な獣医師さんの発信やブログを読んで、「なるほど!」と思って自分なりに家でチェックするようにしたポイントをご紹介します。
あくまで飼い主の自己チェックです。
でも毎年同じ視点で見ていると「去年との違い」に気づけることもあって、なかなか面白いんです。

自己チェック① 血液の「濃さ」——HCT(ヘマトクリット)

これは東洋医学を取り入れた診療をされている、オムニアペットクリニックの鈴木綾香先生のSNS発信で知った考え方です。

注目するのはHCT(ヘマトクリット)
病院によってはPCV(血球容積)と表記されていることもあるとか。
血液全体の中で赤血球がどのくらいの割合を占めているかを表していて、「血の濃さ」の目安になります。
一般的な基準値は35〜60%前後ですが、鈴木先生が理想とするのは 45%前後
50〜60%台になると、東洋医学でいう「瘀血(おけつ)
——血の巡りが滞り、ドロドロとして流れにくくなった状態として見ることがあるそうです。

瘀血がある子には、
🐕 シミができやすい
🐕 ヘルニアがある
🐕 慢性的な痛みがある
といった傾向が見られることもあるとか。

ちなみにブランは毎年50%台。
今年も「あぁ、今年もここかぁ」と少しだけがっかり。
異常値ではないけれど、個人的に気になっているポイントです。

血液検査の結果_血液の濃度

自己チェック② コレステロール——低すぎても気になる

もうひとつ見ているのがコレステロール値です。
参考にしているのは、福岡市のふるせ動物病院の院長先生のブログ。
人の分子整合栄養医学(オーソモレキュラー栄養療法)の考え方を取り入れながら、血液検査のデータを細かく読み解いて栄養状態を評価されているそうです。
その中で院長先生は、コレステロール値200mg/dl以上をひとつの目安として考えているとのこと。
今年のブランは188mg/dl。
基準値内ではあるけれど、この考え方で見ると少し低め。

血液検査の結果_コレステロール

コレステロールは細胞膜やホルモンの材料になるだけでなく、脂質の消化に必要な胆汁酸の原料にもなるそうで、体の中でさまざまな役割を担っています。
先生によると、コレステロールは「低い方が良い」というものではなく、適正量を保つことが大切だそうです。
必要な量が不足すると、病気になりやすくなるという考え方とのことでした。

「コレステロール=悪者」
というイメージがあったので、私は少し意外でした。
じゃあコレステロールを増やしたいなら、お肉や脂をたくさん食べればいいのかというと、そう単純な話でもないみたいで……。

院長先生によると、安易に動物性脂質を増やすと体に負担がかかったり、皮膚トラブルが悪化したりすることもあるそうです。

そのため、脂質だけを見るのではなく、不足している栄養素とのバランスを考えながら、糖質量の調整なども含めて全体を整えていくとのこと。

なるほどなぁと思う反面、栄養って奥が深いなぁ……としみじみ。
私だったら単純に「脂質を増やせばいいのかな?」と考えてしまいそうです(^^;)

ちなみに犬種によっても傾向が違うそうで、ミニチュア・シュナウザーのように元々コレステロールが高めの犬種もいるそうです。

その子にとっての「いつもの数値」を知っておくことも大事なんだなと思いました。

【おまけ:白血球数も地味に気になる】
同じくふるせ動物病院の先生のブログで知ったのが白血球数の見方。理想値は6000〜9000/μl で、これを超えていると体のどこかで慢性的な炎症が起きているサインかもしれないそうです。ブランは毎年10000前後。こちらも基準値内ではありますが、先生の考え方で見ると少し高めです。白血球数など炎症の指標は腸内環境が関係していることも多く、腸を整えることで改善するケースもあるそうです。血液検査の結果_白血球数

さいごに——元気でも検査は行ってよかった

今回一番感じたのは、元気そうに見えても、血液の中では何かが起きているかもしれないということです。
症状がなければ病院に行かなかった。
でも健康診断をしたから気づけた。
それだけでも行った価値がありました。
もし受けていなかったら、私は今まで通りパンをあげて、牛乳をあげて、お菓子あげて。
「元気だから大丈夫」と思っていたかもしれません。

そして、もし手元に検査結果票がある方で、ご興味あればチェックしてみてください。
【私が毎年見ているチェックポイント】
🩸 HCT(ヘマトクリット)
目安:45%前後
血液の濃さ・巡りの目安
参考:オムニアペットクリニック 鈴木先生


🥩 コレステロール
目安:200mg/dl以上
低すぎも気になるという考え方
参考:ふるせ動物病院 院長先生


🦠 白血球数
目安:6000〜9000/μl
慢性炎症の目安
参考:ふるせ動物病院 院長先生


あくまで飼い主目線の参考情報ですが、毎年同じ項目を見ていると「去年との違い」に気づけることもあります。
診断はかかりつけの獣医師さんにお任せしつつ、結果票をもう少し深く読む楽しさも感じてもらえたら嬉しいです。

ブランはしばらく低脂肪食生活で1ヶ月後の再検査に備えました。

次回は、実際に行った食事管理と再検査の結果についてまとめたいと思います。